続 3話 逆転サーカス
不穏さが漂う2話のエンディングから一転、楽しいサーカスの時間だよ!(ただし人は死ぬ)
フィクションのサーカス団と殺人事件との好相性ぶりは何なんだろう。
お祭りのような非日常の空気か、超人じみた芸を持つ団員たちが想像を刺激するのか。
サーカスと言えばPS・SSで発売された「ミントン警部の捜査ファイル 道化師殺人事件」というゲームの広告がリアルな道化師で未だに強烈に焼き付いている。
「ブルー・シカゴ・ブルース」もそうだけど実写の外国人というのが映画っぽくてインパクトが強かった。
今回の依頼人で容疑者のマックスことマクシミリアン・ギャラクティカ。
評判は悪いしワガママなマジシャンかと思いきやプロ意識は強かったり。
立ち絵の他にイベントでも一枚絵があったり優遇されてる気がする。
探偵パートではサーカス内のテントや宿舎を行ったり来たり。
全員から話を聞いて関連性のありそうな証拠品と人物ファイルをつきつける。
あと何かありそうなところを調べる。
ちなみに据置機では「調べる」が済んだ部分にカーソルを動かすとチェックマークがつくようになった。
細かいアップデートだけどきっと詰まる人がいたのだろう…。
サーカスの見取り図は重要そうだけど別になくても困らなかった。
正門前からは広場とテント内に行けて更に奥があるが、広場とテントは繋がってない。
サーカスの外も含め他の場所へ行くにはまず正門に戻らないといけない。
何度か往復するがこの移動コマンドはちょっと不便…。やっぱりあえてこういう仕様なのか。
情報が集まってから場所移動すると目安にこの同日 某時刻テキストが入って進行しているのがわかる。
このシリーズ、クライマックスでのミスから即ゲームオーバーはあっても、探偵パートでの見落としが原因で後の法廷で詰む心配がない。
(ペナルティが響くことはあるけど)
これもヒットした一因かもしれない。
テキトーなダジャレおじさんだけど核心を突いてくるピエロのトミー。
妻子に出ていかれたり時代遅れなのを気にしてたり、善人オーラが出ている。
人形が本体みたいなテンプレ腹話術師のベン。
探偵パートでは無反応が多くてかなり足止めを食わされた。
魔女っ子アニメのような猛獣使いミリカ。空想と現実の区別はほどほどに。
前半戦では団員たちのあやふやな証言を突き崩してもなかなか容疑は晴れず、大きな謎が残される
後半戦では新たな証拠を集めてから急展開。実質二部構成。
法廷もサーカス
奇抜な証人と犯行に法廷のボルテージもいつになく高め。
ナルホドくんもその場のハッタリで言い包めようとしてるのを隠さない。
(公式サイトに正義感とハッタリが武器と書かれている)
「ゆさぶる」「つきつける」はいつも通りだけど今回はその後の選択肢が多め。
ひっかけもあるが三択のうち正解が二つだったりもする。
証言がころころ変化して検事も大変そうだけど、とりあえず勢いで言い負かした方が勝ち!
法廷で突然円周率を述べるピエロ。何をどうしたらこんなぶっとんだシチュエーションが生まれるのか…。
キャラクターは濃すぎて覚えてるけど意外と事件の詳細は忘れてる…。
(おかげで普通に楽しめたけど)
駄々っ子になる検事。私もそう思う。
でもダンガンロンパや逆転裁判の世界ではそんなシャバの常識は通用しない。
裁判長も何度「静粛に」を言わされたのか。愛嬌があって絶妙に憎めない。
今回もお疲れ様です。
そんなこんなで後半の法廷はほぼ一騎打ちで解決。
事件の発端も真相も悲しい話だったけど再出発が描かれているのが救いか。
事件そのものはそこまで難解ではなかったけど、探偵パートでのフラグ立てが地味に大変だった気がする。
法廷は手持ちの情報と照らし合わせて矛盾を指摘すればいいけど、探偵パートは詰まるとどこが原因かわからないので結構骨が折れる。
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