泥雲にてマルペルシュロと一戦交えるも逃げられてしまいます

以前、気絶していたカラスを診てくれた医師ラリクシからカラスに話があるようなので、ラリクシを訪ねるところから再開です

大陸：サダルスウド

ケバルライ村

ギバリ達はラリクシの家の外で待っていてくれるとのこと

カラス一人で訪ねます

早速本題に入るカラス

ゲオルグとラリクシは共に帝国の砂漠の小村アザー出身であり、20年前に帝都ミンタカに招かれ軍事的研究に携わっていたことから話は始まります

ゲオルグたちは当時ゲルドブレイム皇帝の命令で、新兵器や戦艦、鉄甲虫の設計・開発を行っていました

しかし、もうひとつ別に極秘の研究を進めていたのだと言います

イメージとしては、遺伝子の解析や操作についての研究といったところでしょうか

マグナスのシステムは太古の魔導師によって完成されたものでしたが、生命体のマグナス化は遥か昔より実現不可能な禁断のワザとされていたそうです

なぜなら、無理矢理マグナス化された生命は、解放した際にいびつな壊れたものしか再生できなかったからだと

元々の実験では、アザーの火炎洞窟の奥深くに潜む、当時まだ封印されていたエンドマグナスちからを利用しようと考えられていたらしく、最初の被検体はかつて戦闘したジャコモ・エイメ・フォロンであり、彼らの持つ常人を超える力はエンドマグナスによるものなんだそうです

ゲオルグは自分の息子を実験体に選んだんですね(ジャコモ本人が望んだ可能性もありますが)

「わたしが何の話をしてるかわかるかね？」とラリクシ

息を呑むカラス

ゲオルグとラリクシは帝都で何年もかけ様々な実験を繰り返していました

しかし、さすがにゲオルグにも生命のマグナス化は不可能でした

生命をマグナスにした段階で、物ではない重要な何かが抜け落ちてしまうんだそう…

そこでゲオルグは再び方向を変え、生命のマグナスを抽出するのではなく、他の物質のマグナスに手を加えることで新たな生命を生み出そうとしたようです

ゲオルグは何かに憑かれたように研究をしていました

信じられないのも無理はない、いずれわかる時がくるだろう とラリクシが話します

カラスはあまりに人間的というか、どこか不完全だったそうです(こころの翼も片方だけですしね)

ゲルドブレイムはカラスには満足しませんでした

彼が求めていたのは完全な生命であり、そのマグナスを研究すれば、いずれ不老不死も望めるようなもの求めていたんだそう

ゲルドブレイムは当時それを「神の子」と呼んでいました

その頃からゲルドブレイムは人を超えたものに魅了されていたようです

ゲオルグはさらにカラスのマグナスを研究・改良を続け、数年後に完全なる生命のマグナスを持ったいのちを誕生させます

ミラの絵本村を旅していた際に、カラスは不思議な言葉をかけられていました(バテンカイトス#7参照)

カラス、気にしてたのかな

一般的なマグナスとは異なっていたから、認識できなかったということでしょうか

幼いカラスやフィーと接するうち、ゲオルグの中に永く眠っていた何かがようやく目覚めたような

もしくは、フィーが元々持っていた何かがゲオルグを変えたのかもしれないと

そして12年前、ゲオルグとラリクシ達は、帝都を脱出することを決断します

マグナスから生命を生み出すことを実現してしまったことに対し虚無感のようなものを感じているゲオルグですが、今の自分たちはカラスとフィーの親としてこれからのことを考えねばならないとラリクシに言葉をかけられます

実験室を爆発させこれまでの研究の成果を消し去ると共に、事故死に見せかけて4人で帝都を脱出するというものが計画の内容でした

そこにジャコモが現れます

「何も問題はない」とゲオルグ

カラスを処分したいらしい皇帝

ゲオルグとラリクシは計画通り実験室を爆発させ、カラスとフィーと共に一介の旅人を装いミラへと渡るのでした

ちなみに、爆発のショックからか、帝国を脱して目を覚ましたカラスは、一切の記憶を失っていたそうです(カラスがラリクシと出会った際に「はじめまして」だったのはそこで辻褄が合うようになってますね)

その後、ラリクシはミラを出てケバルライ村にて落ち着いたとのことでした

ゲオルグとフィーが亡くなったときのことですね

カラスでも受け入れるのに時間が必要みたいです

帝都を出て落ち着いた後ゲオルグとラリクシ2人で建てた小屋があり、そこに遺産があるらしいです

空中山脈に行くことを決めるカラス

ラリクシの家を出る前に、もうひとつだけ訊きたいことがあり…

「やっぱり…」とカラス

家の外で待っていてくれた仲間たちと合流します

みんな内容こそ尋ねませんが、其々の言葉で励ましてくれていました

全員で空中山脈へと向かいます

カラスのルーツをたどる話はもう少し続きます

この記事にいいね！

Recommended47