嗚呼げえむ人生 ↓動画を作るとゲームする時間が減ることに気付いて更新停止中

東京さ怖いとこさ①

奇しくも私が東京へ上京した年の年末に、1ヶ月違いで発売した携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」と「PlayStation Portable」これはゲーム業界に大きな波紋を呼び込んだ。まさか同じ年にこの2大携帯ゲーム機(しかもどちらも初代)が出るとは思ってもいなかった。

知らない人はいないと思うが一応説明しておくと、DSは言わずもがな任天堂から発売したタッチスクリーンを搭載した折りたたみ式の携帯ゲーム機で無骨なデザインの「ニンテンドーDS」からスリムになった「ニンテンドーDSi」、裸眼立体視という機能を追加した「ニンテンドー3DS」、やっぱり立体視は廃止した「ニンテンドー2DS」、バッテリーや本体の機能を新しくした「Newニンテンドー3DS」と長きにわたりバージョンアップを繰り返してきたゲームハードである。とにかく任天堂はそのハードでしか味わえない、新しい体験を提供し続けていて中でも「脳を鍛える大人のDSトレーニング」は普段ゲームをしない層にも爆発的に売れたタイトルとして有名である。

対してソニーから発売された通称PSPは、初めての携帯ゲーム機参入に加えマルチメディア機としてゲームに留まらず、音楽や動画はもちろん、インターネットを使用したWebブラウザやWi-Fi機能を導入したハードとしても注目を集めた。何よりまだブラウン管テレビが主流だった頃に発売された液晶ディスプレイのゲーム機ということで、画質の良さでもテレビよりPSPの方が綺麗に見えると映像作品も多数出ていたハードである。本体の機能自体はそこまで変わらず、OSのバージョンアップによって機能が追加されていくタイプのゲーム機であった。「PSP-1000」シリーズから始まり、薄型になった「PSP-2000」と「PSP-3000」、時期尚早にもゲームをダウンロードオンリーにして失敗した「PSPgo」、タッチパネル・スクリーンを搭載した「PS VITA」と主にバッテリーやインターネット接続に関する機能による変化が大きいハードだった。特にキラータイトルとなった「モンスターハンターポータブル」シリーズは、ハードの売上に大きく影響し社会現象まで巻き起こしたのである。

ここからは1ハードに絞らずまとめて紹介するということで、最初から説明が長くなってしまったがご容赦頂きたい。

さて東京に来て本格的にゲーム業界を目指し始めたというのもあり、どちらも発売日に家から近い新宿で購入したのだが早朝から並んでゲームを買う体験をここで味わえて少し嬉しかった記憶がある。最初に購入したのは「大合奏!バンドブラザーズ」「リッジレーサーズ」「ルミネス -音と光の電飾パズル-」少し経ってから「メテオス」を購入したのを覚えている。正直ハードを買うだけでカツカツだったので、ソフトの多くは遊べなかったがそれでも最初の印象は強いタイトルばかりだった。特にルミネスはPSPとの相性が良く、単純明快なパズルながら音楽と映像で楽しませてくれるタイトルだったのでものすごくハマっていた。ただ1プレイで1時間近くかかる点だけ不満ではあった。それに対してメテオスは1プレイはそこまで長くなく操作がタッチペンなので直感的なのは良いが、とにかく手の動きが忙しい。どちらも一長一短なパズルゲームだったので集中的にハマったが飽きるのも早かったのである。

実はここで都会に来てとある洗礼を受けてしまう。アーケードゲーム「三国志大戦」と「アイドルマスター」の稼働開始である。専門学校にゲーセンの息子がいたので、その伝手での情報で稼働前の情報を仕入れていた私は個人的に期待していた「アイドルマスター」のロケテストが家の近くの中野で行っているということで、足繁く通っていた。その期待以上のできに感動してはいたのだが、如何せんアドベンチャーゲームをそこまでプレイしてこなかったので選択肢が尽く失敗(難易度が高い千早を選んでいたのもあるが)を繰り返し、すぐにゲームオーバーになってしまっていた。しかし、とにかく曲が良かったのでサテライトから流れてくる歌を聞けるだけで満足していたのである。(画像はその時使っていたロケテ用のアイドルカードとプロデューサーカードで絵柄はランダム)

そして「三国志大戦」が稼働開始してからは直感的にカードを動かして対戦するので戦略次第では長く遊べ、ゲーム後に排出されるトーディングカードの要素も相まって友人みんなで学校帰りに遊んでいたのである。そのせいもあり、この頃は他のゲームをあまりプレイした記憶が薄く小遣いはほとんど「三国志大戦」につぎ込んでいた気がする。

実はこの青年、東京に来る前の福岡にいる時もアーケードゲームにハマっていた時期がある。それが「アヴァロンの鍵」である。これはボードゲーム風のマップを巡り、確か対戦相手より多くの鍵を集めるゲームだったと思う。対戦も移動もデッキのカードを使うので、いかに強いカードを複数枚持てるかが鍵だったと思う。(かなり昔で記憶があやふや)

そんな経緯もあり、携帯ゲーム機を買ったはいいもののあのタイトルが出るまでは、ほとんど触れていなかった気がする。次回はおそらく長くなるであろう「モンスターハンター」についても触れていこうと思う。

この記事を共有する

関連記事