すったもんだの挙句、リゴルドまで帰ってきたディノ達

ここで決戦に向けて色々準備をしておこうと思う

リゴルドで売っている武器防具はどれも高性能である。それゆえ値段もかなりの物になるのだ。

仲間の装備を整えるにもかなりの金がかかる。ちまちまアルバイトで稼いでいたら割に合わないので

リゴルドならではの施設、決闘場を利用することにしよう

ルールは簡単、活力薬を3つ渡され勝ち抜いていけばいいのだ

使用可能なアイテムはこの活力薬のみ。使うタイミングは自由である

6人勝ち抜けば優勝というシステムなのだが

勝ち抜くたびに相手はだんだん強くなってくるのだ

負けてしまっては全てパーなので引き際を見極める必要がある。

5人勝ち抜いて止めても賞金は16000Gほどもらえるので良い稼ぎになる

ディノも強くなるし、仲間との関係も悪くならないし、時間の経過もわずかである

まさに良いことずくめですな。

仲間に最高の武器防具を買い与え、食料も限界まで持たせる

マルラとタオ・ホーにMP回復薬を持てるだけ持たせたらいよいよゴーリアの待つ宮殿に突入だ

門番に通行証を見せて、地下への迷宮へと進む

実は各町には傭兵所という物があり、傭兵を雇って人数を増やす事も可能なのだが

いくら頭数をそろえてもそんなに頼りになるわけでは無い。これは後々分かる

この迷宮もやたら広く入り組んでいるので迷う事になる

あちこち歩き回って下へ下へと進む

辺りの様子が変わった。

ここがゴーリアが待つバルドーンの宮殿なのである。

細い通路ばかりなので戦闘を避けて通るのが難しい

おっ、あの入り口は

どうやら目的地はここのようだ

中で待っていたのは・・・

どうやらあれがゴーリアのようだな

遂に会えたなゴーリアよ

む、命乞いか

仕方ない、お前の知ってることを話せ

アビリアはどこにいる？何故こんな真似をした？

大地の樹か、アビリアはそこにいるんだな？

ディガンの魔石をなぜタオ・ホーに渡したんだ？

大地の樹を元に戻すには、完全なディガンの魔石が必要である

それを持つものと言えば、コルダーンの民か

コルダーンへ向かえば全てが終わる。ゴーリアよ、もうお前に用はない

おい、見苦しい真似はよせ

バヴァリスのトップのクセに情けない

うーイライラしてきた

ここまで来たら潔く腹くくれや

今回の事件を起こした人物がまさかこんなヘタレであったとは。怒りを通り越して呆れてしまった。

コルダーンへ行こう。こんな奴斬り捨てる気にもならん

するとドランが動き出した。

煮え切らない態度に業を煮やしていたのはディノだけでは無かった。

ゴーリアよりドランの方が潔いってのがなんとも皮肉ですな。まさに漢である

ゴーリアに代わってバヴァリスを統治する決意を固めたドラン。

信念というのはいつでも持っておきたいものである。

時の門か。そこがコルダーンへの道なんだな

そしてドランとはここで別れる事となるのであった。

ドランにはドランの道がある。頼りがいのある戦士だったのだが、ディノには引き止める事は出来なかった。

仲間との別れを惜しむ間もなく、物語はクライマックスへ

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