Steamのゲームで遊びました
このゲームのモチーフは、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争に伴い1992年から発生したサラエヴォ包囲下の一般市民の生活となっています
敵軍に占領された都市
戦火に見舞われた家屋を拠点に、限りある食料や物資をやり繰りしながら日々の生活を送っていきます
停戦まで生き延びられればゲームクリア
無力な一般市民として過酷な生活を体験するというサバイバルゲームです
サラエヴォ包囲とは
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で発生した包囲戦のことだそうです
ボスニア・ヘルツェゴビナの首都であるサラエヴォが、国内にセルビア人勢力によって一方的に設立された事実上の国家であるスルプスカ共和国と、ユーゴスラビア人民軍によって包囲されたもので、1992年4月5日から1996年2月29日に至るまで継続したようです
ユーゴスラビア社会主義人民共和国
マケドニア社会主義共和国、セルビア社会主義共和国、ボスニア・ヘルツェゴビナ社会主義共和国、クロアチア社会主義共和国、スロベニア社会主義共和国、モンテネグロ社会主義共和国の6つの国家からなる連邦国家
第二次世界大戦中の1943年から、解体される1992年まで存続していました
サラエヴォ包囲では、12,000人が死亡し、50,000人が負傷したものと推定されており、うち85%は一般市民だったそうです
プレイヤーはエリートな兵士ではなく、戦争に巻き込まれ包囲都市で生き残ろうとする民間人のグループの一員として始まります
食糧や医薬品が不足し、狙撃兵や敵対略奪者からの襲撃に怯える日々を送らなくてはなりません
昼間はスナイパーの目があるため、自分の避難場所(シェルター)から外に出ることができません
家の中で家具や器具、医薬品など様々な物を作ったり、訪ねてくる人たちと物々交換をしたり、他の生存者の世話をしたりします
夜になると、仲間の一人が物資を探しにシェルターの外へ行きます
探索できる場所は様々あり、生き残るために必要なアイテムを見つけなければなりません
このゲームの見どころの一つとして、プレイヤーの感覚に従って、シェルターの仲間たちの生死を分ける決断をしなければならないことだと思います
仲間全員を守ろうとすることも、長く生きながらえるために誰かを犠牲にすることもできます
しかし、誰かを犠牲にしたり、他のコミュニティから略奪を行うと、シェルターの住民たちは心を病み、最悪の場合、自ら命を絶つこともあります…
物資もうまくやり繰りし、全員の心身の管理を行い、停戦まで生き延びられるよう指示を出すことがプレイヤーの使命なのです
実際に遊んでみて思いましたが、これ本当に大変でした…
このゲームは有志での日本語化対応だったはずなので、時々変な言い回しをしていたり単語が間違っていることもありますが、特に困ることなく遊ぶことができます
今回は、パヴェル(左)、ブルノ(中央)、マルコ(右)の3人を操作していきます
第1日目
ドールハウスのような見取りとなっており、キャラクター達や家具等の配置がわかるようになっています
シェルター以外の場所もこのような見取りとなっていて、キャラクターの動きに奥行きはなく、左右への移動しかありません
画面左上には
・生存何日目
・時間
・室温
の情報があります
6時から20時まではシェルター内で物品のDIYや料理、睡眠をとるなどキャラクターに様々な指示を出し活動させます
21時から翌朝5時まではシェルターの外に探索に出ることが可能です(20時台、5時台は移動に費やしている時間と思われます)
室温もとても重要な情報です
室温が2桁を下回りどんどん低くなると、最悪の場合夜間に低体温で死亡することがあるらしく、シェルター内に十分な火力の暖房を作る必要があります
画面の右下にキャラクターの顔が載ったカードのようなものが表示されており、そこをクリックするとそれぞれのキャラクターたちの手記のようなものが書いてあることがあります
生存日数が長くなるほど手記の内容も多くなっていきますし、心を病んだ時にはそれがうかがえる内容になったりもします
また、キャラクターのステータスも表示されていくため、きちんと見ておかなくてはなりません
初日の日中はシェルター内にあった使わない家具を取り壊し、木材やスクラップなどを集め、キャラクター達を休息させるために必要なベッドを作りました
「思ったこと、いくつか」というページには、現在のシェルターの評価(物資のこと、安全面のことなど)や、生存する中で得られた情報が記載され、状況によって内容が変わってくるものです
スクリーンショットだと字が小さくて見えにくいのですが、スタート時点のシェルターは他者の侵入を許してしまうような穴が3か所あいているため。「シェルターは安全ではない」と一番下の文章には書いてあります
夜になり、探索可能な時間になりました
3人のキャラクターのうち、探索に出かけることができるのは1人のみですが、時には全員を自宅で寝かせたり、夜通し警備をさせることも可能です
もちろん熟睡できていないと疲労がたまりステータスが「睡眠不足」となり、病気をしやすくなります
ただし、全員が熟睡してしまうと、シェルターに強盗が入った場合、シェルター内の食料や物資、武器などが奪われるだけでなく、攻撃を受け負傷することもあるため、ここでの選択も悩むところです…
今回はブルノで探索に出かけます
ちなみに、キャラクターによって特性があり、ブルノは料理人であるため、物を持てる個数や足の速さに特徴はありませんが、恐らく料理をするスピードが速いんだと思われます
パヴェルはフットボール選手なので足が速く、マルコは物を探すのが得意であるため、他のキャラクターよりも多くのものを持って帰ってくることができます(他2人と違って職業は不明ですね)
はじめに探索する場所は空き家なので誰もいませんでした
木材やスクラップを集めました
鍵のかかった扉やがれきの山などがある場合、キーピックを使って開けたり、シャベルをつかってどかしたりしなければならず、探索時の装備によっては、成果ゼロで帰ることも珍しくありません
朝までに帰宅し、ブルノはベッドで仮眠をとります
第2日目
この日の昼も休ませる人を休ませ、活動できる人にはシェルター内のがれきよけや木材集めに勤しんでもらいます(スクリーンショット取り忘れてました)
そして夜になり探索に出かけましたが、帰宅してみるとなんとシェルターが襲撃を受けていた…!
しかし幸運なことに、この日は何も盗られず誰も傷つかず難を逃れることができていました
昼間のシェルターには時々人が尋ねてます
これはたしか3日目か4日目の出来事だったと思うんですが、「いいニュースですよ!」と知らせに来てくれた人が
近所に住んでいるという人が「昨夜、人道支援物資の空中投下があり、大半が反乱軍に差し押さえられたが、一つだけ誰もいないような開けた所に落ちた。危険もあるかもしれないが、闇夜に紛れれば物資を運ぶことができるかもしれないため、手伝ってくれないか」とのことでした
この情報をデマだと思うか、あるいは反乱軍に捕まってしまうリスクの方が大きいか…
諸々考え、イベントに参加するかどうか決断しなければなりません
そしてどのキャラクターを出すのか考えるのかも、大切だと思われます
私は物資を手に入れたい気持ちの方が勝ったため、ブルノを行かせることにしました
そして、この日の夜もパヴェルで探索に出かけますが
またしても強盗に入られていたーーーー!
この日の夜の3人の動きは
パヴェル…探索をし、資源や弾薬、医薬品などたくさんの物資を調達して帰ってこれた
ブルノ…支援物資の入っているコンテナから肉・野菜・水を無事持ち帰ってくることができた
マルコ…(たしか)寝ていた
でした
シェルターには強盗が来たが、マルコのことは傷つけずに食料や医薬品・タバコの原料となるハーブ等を盗んでいってしまい、パヴェル・ブルノが頑張ったにも関わらず、取られてしまったからプラマイゼロ感が否めません…
なぜこんなに略奪に遭うのかというと、シェルターの穴を修復していないからです
(穴の修復の大切さに気が付くのは、大分後からになります…笑)
シェルターの補強が足りない私はどのくらい3人を生存させることができるのか…
次回もどうぞ見守ってください~
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これ、昔やりたいと思ってたゲームだったなぁ…イベントに参加して戻って来なかったら悲しいから買わずじまいでしたが(^_^;)
ブタローさんご存知でしたか!
それほんとですよね。
戻ってこなかったらかなり悲しい…
この先、彼らのメンタルフォローに苦戦しますが、何かある度とても悲しくなります(T_T)