日々失われていくレトロゲームの情報を記録するために馳せ参じました

ディガンの魔石 プレイ日記その11(完結)

ドランと別れ、時の門へと急ぐディノ

これが時の門か

ゴーリアが入ろうとしたら拒まれてしまったらしいが、ディノの場合はどうだろうか?

こ、ここがコルダーンなのか

この風景はまるで・・・

ここは最終目的地だけあって、敵の強さも尋常ではない

幸い通路は広めになっているので余計な戦闘は避けていこう

ここまで来たら敵のかわし方も慣れてきているはずである

ある建物に入ってみると、何やら奇妙な装置が並んでいた

これはまさかコールドスリープ?

そういえばゴーリアがこんなことを言っていたな

ガデュリンは巨大な宇宙船だとすれば納得がいく

コルダーンは中央制御室という事になるだろうか

よくRPGの終盤はSFになるのを嫌う人がいますけど、話の流れにそっているのであれば私は良いと思います。要は整合性が取れてればいいのですよ

そうなのか。やっと着いたんだな

あとはタオ・ホーに任せるとしよう。いや~長かったなと感慨にふけっていると

だああ、コイツが居るのを忘れていた。

アレイとか言ったな、キサマの目的はなんだ?

異分子除去システム?

アレイはガヴァナーによって造られた存在であると?

ガデュリンの均衡って何だよ。さっぱり訳が分からない

ここまで来てやられてたまるかよ。おいみんな敵だぞ

お、おいみんな・・・

あの・・・敵が

えーとすいません

ちょっと問題がですね

ひいい、何でこうなりますか

お分かりであろう。いくら傭兵を雇ってきても最後はディノと一騎打ちになってしまうのである

ここは最初にバヴァリスの剣士と戦った時を思い出してほしい

距離を取るのを繰り返していると、アレイはつまずく時がある。

この状態になったらドラケンの牙を使ってアレイを眠りに落とせばいい。

ああそうだな。戦っていてわかったよ

オマエと俺は非常によく似ている。出来れば違う境遇で会いたかったな

それっきりアレイは動かなくなった

こっちは大変だったんだぞ。暢気なもんだよまったく

いよいよガヴァナーとの対面である

あ、もう話はすっかりお見通しですか。

そんじゃ話は早いですな

どうやらこの人物もガヴァナーによって造られた存在らしい。

神人と呼ばれるものがガヴァナーの精神を受け継ぎ、ゴーリアを導いてきたのがガヴァナーの知識であったのだ。アレイが言っていたガヴァナーの分裂とはこの事であろう

うーん、分かったような分からないような

神人から完全なるディガンの魔石を受け取る。

これを大地の樹にセットすれば、全ては元に戻るはずだ

そうだ。何も恐れる事はない

神人が時の門を調整してくれて、ディノ達は大地の樹へと走り出した

ここが大地の樹か

タオ・ホーが新しい魔石を装着し、アビリアを探すのだがどこにいるんだろう?

ん?あれは

大地の樹の中心部にアビリアは居た

正常に動作を始めた大地の樹はアビリアを解放する

そこにいたのは、ディノが良く知っているアビリアの姿であった。

アビリア・・・君さえ居てくれればもう他に望むものはないんだ

そしてスタッフロールが始まる。

当時のアーテックの社長である山口祐平氏はマニュアルでこう語っている

「従来のPCゲームとはかけ離れたシステムを作りたかった。そして常識外れのゲームが出来上がってしまった。これがアーテックの信条である」

確かにこれと似たゲームは他に見当たりません。他者と同じことをしていても駄目だという事なんですよね。そのおかげでいつまでも心に残り続けるいいゲームだったと思います。

しかし最後に残った謎

ガヴァナーの正体とは?そして偉大なるガデュリン計画とは何なのか?

それは小説の「自航惑星ガデュリン」を読めば分かるのではないでしょうか?

この小説を書いている羅門裕人氏というのはアーテック社長のペンネームなのです。

大地の樹を元通りにした事によってマイヨール、そしてガデュリンまで救われていたことになるのですが、そんなことは一切語らずアビリアが救われた事に焦点を当てているのが素晴らしいですね。やはり作家までする人のストーリーは深い。

最後にこの作品は音楽がとても良かった。動画サイトに88版の全曲集があるので気になった方は聞いてみてください。88版は崎元仁氏が作成したと言われている変態音源ドライバのテルプシコラを採用しております。これはもうPCでこんな音が出るのかというぐらい異次元の音が鳴るのです。

現在はPCMが普及してゲーム音楽でもほぼ生音が出せるようになりましたが、私はこのFM音源の荒々しい音が大好きなのです。

    ディガンの魔石   ~  完  ~

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コメント

  1. みみお

    クリアお疲れさまでした!面白かったです
    もう一度その1から読み直しましたが、話が二転三転せずアビリアを救うということに終止していてよく出来ていますね。最後のSF的な世界設定はマイトマのCRONを思い出しました。
    ガデュリンとか聞いたことあるワードがよく出てくるなと思ってたんですが84年から続くミネルバトンシリーズのひとつなんですねえ。

  2. ごましおサウルス

    読んでくれてありがとうございます
    元ネタは間違いなくmight&magicですよねこれ