みみおです。レトロゲームとか新しいのとかいろいろやってます。

Shadows of Adam part1

Shadows of Adam 記事リスト

JRPGっぽさを売りにしているミスティッククエスト風RPG、Shadows of Adam(シャドウ・オブ・アダム)。見た目はレトロ風だけど今年(2017)発売の新作ゲーム。セールで安くなってたからSteamで買ってみた。公式絵はバタ臭い感じであまり良くないけどドット絵がいい感じ。

ローカライズはされていないから英語のまま進めていく。そのうち日本語化されそうだけどね。あまり英語は読めないけど勉強も兼ねて意訳しながらなんとなくやっていこう。

オープニング

ミスティウッズの霧により外界から隔絶されたアダムの村。かつてのレイスウォー(亡霊戦争?)以来、平穏を保っている。

戦争を引き起こした「魔法」と呼ばれる暗黒の力は既に消え去った。

ここアダムはレイスウォーから逃れた難民が定住してつくられた村。暗黒から逃れるのに最も適した場所だと思われていた。

だが暗闇はどこまでも押し寄せてくる…。

タングル(The Tangle)

ケランとアスラエルの二人がタングルと呼ばれる場所に降り立ったところから始まる。

「もう永久に地面まで辿り着かないんじゃないかと思ったわ」

「スネーク……なんだこりゃ!」


※スネークはケランの口癖。OMGみたいな感じ。


「……」

「良くない状況だってこと聞いてたけど、しかしこれは…」

「ええ……」

「最悪の事態だな」

「そうであればいいわね、ケラン」

「まあなんとかなるさ、そうだろ?」

「……」

「そうね、行きましょう」

「ケラン、メインメニューからいつでもセーブできることを忘れないように。それから急ぐ場合はXキーを押し続けると走ることができるからね。」

急にメタい発言のアスラエル。

ステータス

スーファミ時代のJRPGをベースにしているだけあって能力値はシンプル。装備も武器、防具、アクセサリーのみ。


ケラン LV1

アスラエル LV1

顔グラフィックもいい感じ。公式絵が微妙だし、こっちが正式なグラだと思いこみながら進もう。

さっきの会話通りダッシュボタンを押せば走る。ちゃんとダッシュ専用グラフィックも用意されていて細かい。

少し進むとうねる触手で道が塞がれていた。

「うそでしょ…」

「行き止まりだな。スネーク……どうしたものか…」

「別の方法があるはずよ」

「もし父さんならどうしただろうな」

巨大な花の方へ向かうアスラエル。

「どうしたんだ?アズィ?」

※アズィ=アスラエルの略称

アスラエルが杖を振り上げ何やら呪文のようなものを唱えると、植物が反応し触手が別の場所に移動した。

「わあ!」

「いまのって……えーとつまり……」

「さっき言ってたでしょ、なんとかなるさって」

以降、この大型の植物を調べると触手の壁が移動する。扉開閉スイッチみたいなもの。

左にある初宝箱にはポーション。

「もしこれがイチゴ味だったとしても、こんなところにあるポーションは飲みたくないな…」

「怪我したり苦しんでるときにはそんなことも言ってられないけどね」

「どうだろうね」

「まあ、もし気が変わったらSを押してメニューを開いてみてね」

ハシゴ状になったツタを伝って更に下へ。このゲームはシンボルエンカウント式でモンスターにぶつかると戦闘が始まる。

スライム

初戦闘。各キャラはそれぞれ独自のスキルを覚える。HPの右に見えるAP(アビリティポイント)が他のゲームで言うところのMPに相当するもの。もちろんスキルを使用すると減るが、毎ターン終了時や防御行動などのタイミングで一定量回復する。APが減ってもあまり宿に戻る必要がないため、戦略次第ではがんがんスキルを使用することができる。

アスラエルがLV2に。回復魔法スースを修得。

2色の触手。作動させる順番で道が通れるようになる。

シャイアントワスプ

ケランがLV3に。ラリィという3ターンのあいだ攻撃・魔力を上げる補助スキルを修得。重ねがけOK。

テンタクル

ちょっと良さそうな宝箱からイバラの剣を入手。

セーブ

しばらく進んでいるとキラキラしたものが回転している。重なると謎の声が話しかけてきた。


???

「セーブしたい?」

「はあ?なんだって?」

???

「キミはセーブをしてほしい、そうだろ?」

「おまえは誰なんだ」

???

「名前はないがセーブと呼んでくれ」

「OK、セーブね…」

セーブ

「イエー!もう名前を呼びあうようなマブダチだな!」

「キミの傷を癒やしてあげるよ」

「それからセーブも忘れないように」

いわゆるセーブポイントだが話しかけるてくるとは思わなかったな。

セーブの隣にあるツタを降りていく。

「なあ、このツタ何かおかしくないか?」

「へ?」

「スネーク!ちぎれる!」

ツタがちぎれ地面に叩きつけられる二人。


「うぅアズィ…


アダムの村(回想)

意識を失ったケランの回想シーン。アダムの村で住人がアスラエルを取り囲んで話し合っている。

ウェルダン

「オレたちはずっとこうやって生活してきたんだ!」

リディア

「やめて!娘にちょっかいを出さないで!」

ウェルダン

「だまれ!オレたちは知ってるんだぜ、この子が本当の娘じゃないってな!」

カル

「この子は余所者だ!」

ウェルダン

「そして余所者は災厄をもたらすんだ!」

リディア

「娘は何もしてないわ!」

キャストン

「じゃあなぜ水が苦くなってしまったんだ?」

ダンカン

「魚も死に始めてるぜ」

アニヤ

「谷にキノコを取りに行くことも出来なくなったわ!以前のタングルの道はこんな風じゃなかった!」

村長ペルファー

「何か原因があるはずじゃ。わしらの知らない何かが!」

宿の亭主

「ツタは日に日に大きくなっていってる!全てがおかしくなりつつあるんだ!」

村長ペルファー

「わしがオラズィオの幽霊を見たのもそのせいじゃ…」

」「」「」「

左の方でそっと現れたハゲの黒人が聞き耳を立てている

ウェルダン

「なんだって?!」

村長ペルファー

「オラズィオの幽霊はこの子の名前を呼んでいたんじゃ……何度も何度も……」

そこにケランが走ってやってくる


「みんなおかしいんじゃないか!」

「たしかにおかしな事がたくさん起こってるけど、それはアズィと何も関係ないじゃないか!」

村長ペルファー

「しかしオラズィオの幽霊が言うには……」

「オレの父さんは幽霊なんかじゃない!いつかきっと生きて帰ってくる!」


「…だからそんなこというのはやめてくれ」

アニヤ

「でも誰かが何かしら行動を起こさないとアダムの村は終わりよ!」

村長ペルファー

「あのタングルの道の中に何か良くないものがあるはずなのじゃ!」

アニヤ

「誰かがそこに行って解決すべきよね…ねえウェルダン?」

ウェルダン

「オレ?はは……いや、オレはちょっと……うん……なあ」

「それよりこいつだよ!ケランはあの有名なオラズィオの息子じゃないか!」

彼こそがこの任務に適任だと思うぜ!」

「オレ?!そんな無茶な!」

ダンカン

「だけどその娘が原因じゃないと言ってるのはお前一人だけだろ!」

村長ペルファー

「そしてオラズィオの幽霊も言っておったしな……」

「言わないでくれと言っただろ!」

キャストン

「その子を村に置いておきたいならおまえが行くしかないんだよ!」

カル

「賛成!」

ダンカン

「オレも賛成だ!」

ウェルダン

「なら決まりだな!」

「ケランがタングルの道に降りて、うまく処理してくれるんだとさ」

「ケラン!あなたがそんなことしなくていいわ!」

「……どういう意味だい?何かダメなのか、アズィ?」

「全部よ!」

「アズィ!」

走り去っていくアスラエル。

「スネーク……」


タングルの底

目を覚ましたケラン。意識の朦朧とするアスラエルに話しかける。

「アズィ!大丈夫か!?アズィ!」

「近い……」

「アズィ?」

「なぜ私たちはこんなところにいるの……」

「私たちは離れなくちゃいけないのに……」

「オレたちなら大丈夫だ!きっとうまくいく!」

「違う……ここじゃない……」

「ここに何かあるのか?」

「私たちは何を探しにきたの……」

ようやく目が覚ますアスラエル

ぼんやりと周りを眺めていると目の前の大きな植物が目を開け襲い掛かってくる。


ツタにやられそうになったその瞬間、回想シーンでじっと覗いていた黒人が登場しツタをなぎ倒していく。


「わあ!誰だ!?」

「カーティスだ。息を整えろ、ヤツが来るぞ!」

BOSS:デスフラワー

初のボス戦闘。カーティスとともに戦う。左右の2本の根っこは本体を回復する。これらを先に倒してから本体を倒す。

カーティスはモンクタイプのキャラクター。瞑想で攻撃力を上げたり、蹴りの衝撃波で全体攻撃ができる。

またマインドリードのスキルで心を読むことにより、相手の情報を知ることができる。


ボスキャラのみ体力が減るとグラフィックが変化する。いいね。


アスラエルが回復専門に回ればそれほど苦戦しない。ボスを倒し実績解除。

「やったのか?気配は……消えたようだな」


カーティスが奥へ進もうとする


「おい、どこへ行くん……」

「!」

「スネーク!なんだあれは?!」

「これが全ての元凶だ……このタングルのな」

奥を見てみると本が安置されていた。ページは自動的にパラパラと捲られている。


「暖かい……」

「炎のようだな」

「まるで体温のよう…」

ぎょっとしてアスラエルを見るケランとカーティス。

「しかしこの本がどうやって災厄を引き起こすんだ?!」

「……」

「魔法だ。それもとても強力なやつだ。」

「じゃあこの本を壊そうぜ!」

「ケラン!触っちゃダメ!」

本に近づくと周囲が暗くなった。

邪悪なイメージが周りを取り囲み、オラズィオの霊が現れる。

亡霊

「アスラエル……助けてくれ……助けてくれ!」

そう言って亡霊は消えた。

「今の見たか?!」

「……」

「あれって……その……父さんだよな?!」

突然地響きが起こり落盤が始まる。

「この場所はもうじき崩れるぞ……」

「……」

「ほら、ケラン!行かなきゃ!」

「アズィ……いったいどういうことなんだ」

「ここはもう崩れるって言ってるでしょ!」

「本……父さん……いったい……」



「本は回収したわ、後で考えて!」

「行くわよ!バカ!」

「ああ……わかってる……」

タングルは砂煙を上げて崩れ去った。

3人はアダムの村へと戻る。

続く。

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