スーパーファミコン版のロマンシング サ・ガ3を、各キャラクターが向いてない技能を使うという縛りでプレイします。
part.1は縛り内容の説明と、この縛りにおける全キャラクターの担当技能や能力値などの紹介と、ゲーム開始直後の様子をお届けします。
説明が延々と続く回ですが、この縛りにおける基礎知識をなるべく詰め込みました。
■ルール説明
「向いてない技能でプレイ」というのはざっくり言うと、「腕力が低いキャラは威力が腕力依存の武器(長剣/大剣/斧/棍棒/槍)で戦う」とか、そういった感じのルールを課した縛りプレイです。
そういった主旨なので、分身技は自身の能力値を参照しないので禁止だったり、術を使えるのは魔力が低いキャラだけだしそのキャラは物理攻撃を使ってはいけないからシャドウサーバントと物理攻撃の併用は誰もできないみたいな側面もあって、通常プレイと比べて火力が大幅に低下します。
そのような制限を課して攻撃手段などを縛りつつ、ラスボスを事前に弱体化させることはせずに完全体のラスボス撃破を目指して楽しんでいきます。
……ざっくり言うと、大体こんな感じです。
詳細なルールは下記の通りです。
・向いてない技能でプレイというのは、キャラクターごとのステータス値(装備補正なし)の「腕力」「器用さ」「魔力」「腕力と素早さの相乗平均」の4種の内で最も低い値の技能のみでプレイする、という意です。
腕力が一番低いキャラは威力が腕力依存の武器(長剣/大剣/斧/棍棒/槍)のみを使い、器用さが一番低いキャラは小剣&弓のみを使い、魔力が一番低いキャラは術のみを使い、腕力と素早さの相乗平均が一番低いキャラは体術のみを使う、といった具合でプレイします。
・上記のステータス値の中で最も低いものが同値で並んでいるキャラが担当する技能は、
「小剣&弓>術>体術>腕力武器」の優先順位で決定するものとします。
【例:カタリナ主人公で宿星を螢惑、得意武器を棍棒に設定した場合】
……腕力15、器用さ20、素早さ25、魔力15となり、担当する技能を決める優先順位は 術>腕力武器 なので、この縛りにおいては術のみを使うキャラとします。
・能力値に装備補正などがかかっても、担当する技能は変わらないものとします。
(例えば上記のカタリナに装備補正で魔力+1を付けても術を使うキャラのままとします)
・いずれの技能の担当者も、アイテムの使用などは制限しません。
・担当でない武器種も、装備するのはOKです。
・氷の剣や炎のマント装備時のバリアの威力は魔力を参照するらしいので、術担当のキャラ以外は装備禁止とします。
・レイピアやグラディウス(小剣)での長剣技は禁止します。
・その武器系統が普段参照しない能力値を参照する攻撃技は、閃いてしまうのは許可しますが、それ以外で使用するのは禁止します。
(残像剣、分身剣、デッドリースピン、ヨーヨー、ラウンドスライサー、トライシューター、連射、ファイナルストライク、ブレードネット、スケアーボイス、スターストリーム、霧氷剣、ウェアバスター、心眼でたらめ矢、退魔神剣、スネークショット、蛇剣、サイドワインダー、ショットウェイヴ、切り落とし、無刀取り、ジャストミート、かざぐるま、フラッシュアロー)
※この条件で縛るのは攻撃技のみとします。
ナースヒールや再生光の回復量に直前行動の値を参照したり、腕力武器の担当のキャラがパワーヒールやシャッタースタッフの回復量に魔力を活かすことは許可します。
・武器変化技の扱いは下記の通りです。
スターバースト:使用可能。武器が変化する前後ともに腕力武器なので、変化後の武器も使用可能。
スターストリーム:腕力武器で、技が魔力参照なので使用不可。
ダンシングソード:技は使用可能。腕力武器→小剣の変化なので変化後の武器は使用不可。
居合抜き:同上。
抜刀ツバメ返し:同上。
ウェイクアップ:武器が小剣で、技の攻撃判定が腕力武器扱いらしいので使用不可。
・アビスの四魔貴族本体を倒すとラスボスが弱体化しますが、それはせずに完全体のラスボス(真・破壊するもの)に挑みます。
・完封状態やら、P振り逃げ戦法やら、ダンシングリーフ毒殺やら、そういった方向性で無敵っぽい戦法で敵を倒す行為を禁止します。
※全体攻撃の見切り待ちなどで全員隠れるとかそういうのは許可します。
//
【追記】これらの何らかの条件に違反してしまった場合はリセットして、違反前のデータもしくはゲーム開始時からやり直すものとします。
ルール説明は以上です。
この縛りプレイの見所としてまず挙げられるのは、この仲間キャラは剣などを使うキャラだとか、他のキャラと性能を比較してどういった立ち位置だとか、そういった情報が滅茶苦茶に狂っていることです。
特にオープニングイベント中はその影響が大きくて、普段は武器でしっかり戦っている主力キャラがこの縛りでは術を担当することになっていて術は何も覚えていないとか、そういった状況が散見されます。
主人公や担当技能の選択次第ではオープニングイベントが更に格段に厳しくなります。
そういったオープニングイベントを無事に切り抜けたら、あとは最終戦を低火力でいかにして戦い抜くかを考えて準備していく感じだと思います。
最終戦で大きいのは、まず第一に主人公がサラかどうか。
サラコマンダー(サラが主人公でのラストバトルにおける特殊仕様)は安定度と行動選択の自由度を兼ね備えていて、この縛りの難易度を大幅に抑えることができます。
他の主人公だとどのくらい難しいかは今の自分には全然分かりません。
このプレイログ上での1週目はサラ主人公でプレイして、2週目は苦労しそうな主人公でプレイしてみたいなと今のところは思っています。
■主人公選びについて
腕力武器は初期から強いです。
体術は集気法を閃けば自己回復ができます。
とりあえず各主人公がこの縛りで腕力武器か体術の担当になるように能力値を抑えつつ、その中でなるべく良いステータス値にする方向で宿星と得意武器を調整をしたらどうなるのか調べてみました。
ユリアン,歳星,なし……腕力16、器用さ19、素早さ15、魔力19。体術担当。
ユリアン,螢惑,小剣……腕力16、器用さ19、素早さ17、魔力18。腕力武器担当。
エレン,歳星,棍棒……腕力16、器用さ17、素早さ23、魔力19。腕力武器担当。
サラ,歳星,小剣……腕力16、器用さ17、素早さ23、魔力23。腕力武器担当。
サラ,辰星,小剣……腕力17、器用さ19、素早さ22、魔力20。腕力武器担当。
トーマス,辰星,剣 ……腕力15、器用さ16、素早さ17、魔力20。腕力武器担当。
ハリード,螢惑,なし……腕力15、器用さ17、素早さ19、魔力21。腕力武器担当。
(※?)ミカエル,螢惑,槍 ……腕力16、器用さ17、素早さ20、魔力19。腕力武器担当。
※ミカエル,太白,なし……腕力16、器用さ17、素早さ16、魔力19。体術担当。
※モニカ,鎮星,なし……腕力16、器用さ18、素早さ14、魔力16。体術担当。
※モニカ,螢惑,小剣……腕力14、器用さ19、素早さ20、魔力16。腕力武器担当。
カタリナ,歳星,なし……腕力13、器用さ22、素早さ24、魔力16。腕力武器担当。
オープニングイベントの突破に苦労するかもしれないチョイスには※印を付けています。
この縛りで体術を担当できるキャラの中では、ミカエル主人公時に可能な腕力16×素早さ16が能力的にはトップです。
ただし、主人公を体術担当に調整するのは全体的に要注意です。
ミカエルを体術にしてしまうと、仲間ハリードは小剣&弓担当(ただしウェイクアップなどが禁止技)、仲間カタリナは術のない術担当、という状況となって、腕力武器のパワーヒールなどが使えない状態で悪鬼を倒さないといけません。
ユリアン主人公時に関してはちょっとよく分かりませんが……ユリアンが体術だとガルダウイング戦の腕力武器担当が仲間サラ(技P3)と仲間モニカ(技P0)で、主人公の得意武器の設定が小剣じゃないとトーマスがレイピアを使えないので、しっかりと対応する必要はあると思います。この縛りにおいては、主人公がユリアンの場合は術担当になるステータスに調整しないと術王冠を付けられるキャラが居なくなるという問題もあります。
モニカ主人公に関しては聖杯が入手できないという点で将来的に元から不利なことに加えて、ゲーム開始時についてもこの縛りで主人公に選ぶこと自体が心配で、誘拐イベントの悪鬼戦が悲惨そうな感じです。モニカの悪鬼戦の仲間はこの縛りにおける術担当が2人で、片方は術なしとなっているはずです。ユリアンの術はポドールイに着けば買えるので、その時点でがっつり鍛えて準備しないといけない感じでしょうか。
他の主人公キャラは、この縛りで体術担当となる能力値に調整する方法が見当たりませんでした。
そんな感じで、とりあえず基本的には主人公が腕力武器担当になるように腕力を抑える調整をした方が話が早いと思います。
ロマサガ3は通常プレイでは腕力21とかのキャラだらけになると思いますが、この縛りにおける腕力武器担当は腕力17が全キャラ中トップです。
まあ、向いてない技能でプレイと言いつつ腕力17で戦えるなら意外とそんなに低くないですが……でも放浪娘より低いですね。
カタリナの腕力13に至っては、ティベリウス(通常は術士のお爺ちゃん)よりも低いです。
分身技とかが禁止されているプレイなので腕力値の影響は普段よりも大きくて……まあでもカタリナの素早さはやっぱり魅力的だと思いますが、そんな感じです。
主人公にしたキャラは技閃きに関する注意点があって、得意武器の設定による閃き適正の変化はゲーム開始時にはまだ反映されておらず、セーブ後に一度ロードした時点から反映されるらしいです。
例えば、この縛りにおいてサラが主人公で腕力武器を担当するために腕力などを抑えつついい感じのステータスに調整しようとすると上記の通り得意武器の設定が小剣になり、サラが主人公で得意武器を小剣に設定すると閃きタイプが11になり、一度セーブ&ロードして閃き適正の変更が反映されるとサラの石突きの閃き適正がなくなる(閃く確率が1/255になってしまう)といった問題が生じます。
その代わり、主人公の得意武器を小剣にしたので槍/小剣Lvが1付いたことでデミルーンが4発撃てるようになったのと、初期装備にレイピアが1本追加されていて、この縛りでは小剣&弓担当のトーマスとかの火力を上げることができるのがガルダウイング戦で結構大きくて……と、なかなか複雑な感じになっています。
■仲間キャラについて
この縛りでは仲間キャラの担当技能がハチャメチャに狂っています。
可能な限り調べておいたので、ご確認ください。
サラコマンダー(サラ主人公でのラストバトル時における特殊仕様)以外の通常コマンダーモードで行動させても大丈夫そうなキャラは行動タイプを併記しています。
(サラコマンダーでは陣形変更時だけ作戦で防御を選べば全員大丈夫です)
~この縛りにおける腕力武器担当の仲間候補~
サラ……………腕力17(素早さ21,体力13,魔力20)通常コマ時:術戦士(初期術なし)
ミカエル………腕力16(素早さ19,体力15,魔力18)
フルブライト…腕力15(素早さ16,体力13,魔力19)
モニカ…………腕力14(素早さ20,体力14,魔力16)通常コマ時:術戦士(初期術なし)
ヤン ファン…腕力10(素早さ21,体力10,魔力23)通常コマ時:戦士
ウンディーネ…腕力10(素早さ15,体力15,魔力24)
サラはこの中では能力値が優秀で技王冠も付きますが、仲間として加入させてもラストバトルに参戦することはできません。
ミカエルは加入時の技能Lvが色々あって特に槍Lvが高めで、成長補正も良いです(槍Lvは+2)。
槍Lvが5の倍数になるごとに勝利の詩の効果が上がこともあり、それを急ぎたい場合などは特にミカエルの槍Lvが活きます。
モニカは術Pがないので、すぐに技王冠が付いて消費を軽減できるのが大きな利点です。
(ミカエルも相当鍛えまくればこの縛りでも技王冠は付けられるとは思います)
モニカとミカエルは同時に仲間にすることはできないと思われるので、要注意です。
他の候補者として有力なフルブライトは閃き適正で見劣りするという欠点がありますし、技王冠もこの縛りではまず付きません。(本当にギリギリですが一応は不可能ではなさそうだとは思います)
自身の能力値を参照しない技である分身剣やラウンドスライサーやヨーヨーを禁止しているので、腕力武器担当は通常プレイのようにコスパ良く無双することはできなさそうです。
ヤン ファンやウンディーネは霧氷剣(魔力依存の全体攻撃技)と相性が良いですが、残念ながら霧氷剣も禁止です。
ヤン ファンは活殺獣神衝の閃き適正があるという利点はありますが、ロマサガ3は閃き適正がなくても低確率で閃くことができるので、閃き適正があるキャラを無理に使わなくても大丈夫です。
活殺獣神衝はデバフ効果がある技ですが、ラスボス戦では確か通常形態時に毎ターンとか形態変化時にデバフ効果が消えてしまう感じだったと思うので要注意です。
この縛りにおける腕力武器担当は3系統の技能Lvを育成できるので技Pを最も稼げますし、それでも技Pが尽きるほど戦い続けた場合でも1人は銀の手による二刀流の高火力で戦えます。
生命の杖などで回復もできることも合わせて、継戦能力がとても高いです。
腕力武器は序盤から強いですし、万能型のオールラウンダーです。
~この縛りにおける体術担当の仲間候補~
ミューズ…………腕力16×素早さ15(体力10,魔力19)通常コマ時:月術士(初期術なし)
バイメイニャン…腕力17×素早さ14(体力17,魔力23)
ティベリウス……腕力14×素早さ14(体力15,魔力23)
ハーマン…………腕力14×素早さ10(体力11,魔力16)通常コマ時:戦士
ぞう………………腕力19×素早さ7 (体力26,魔力18)通常コマ時:戦士
ゆきだるま………腕力11×素早さ8 (体力24,魔力19)
体術の威力は腕力と素早さの相乗平均とのことで、キャラ間の威力比較は上からこの順です。
ミューズは術Pがないので、技Pを上げれば技王冠が付いて技P消費を軽減できます。
バイメイニャンは加入が遅めですし技王冠も付きませんが、体力が意外とあってHPは不満なしです。
体術の威力は陣形や位置などによる素早さ補正にも左右されますが、上記の2人はある程度育てたら練気拳(全体攻撃技)などが結構強くなりますし、終盤のボス戦などではタイガーブレイクが強烈です。
他に最終戦で技Pを節約する際に候補になる短勁も含めて、いずれの技も盾が併用できるしバリア反撃も食らわないという利点もあります。
ハーマンとぞうは練気拳やタイガーブレイク、ゆきだるまはそれらに加えて短勁の閃き適正がありますが、ロマサガ3は閃き適正のあるキャラを無理に使わなくても大丈夫です。
この縛りの体術担当は、他の武器を使って技Pを稼ぐことができません。
タイガーブレイクの消費12は最終戦ではかなり重いので、よほど鍛えまくるのでない限りはその火力を常時活かすことはできないと思います。
ロマサガ3の体術は盾を併用できるのがありがたいですし、聖杯以外の装備を他のキャラと取り合わなくていいのも良いですし、この縛りでの最高火力?が出せるのは嬉しいですが、無条件にエースアタッカーというわけではないという立ち位置となっています。
~この縛りにおける術担当の仲間候補~
ユリアン………術@魔力16(素早さ17,体力15)
ブラック………術@魔力16(素早さ15,体力16)
ロビン(太)……術@魔力14(素早さ22,体力17)
ノーラ…………術@魔力14(素早さ16,体力12)
ポール…………術@魔力13(素早さ17,体力19)
詩人……………術@魔力13(素早さ17,体力19)
ようせい………術@魔力12(素早さ25,体力10)
ウォード………術@魔力12(素早さ10,体力23)
ツィー リン…術@魔力10(素早さ15,体力18)
(カタリナ)……術@魔力10(素早さ23,体力18)
ユリアンは初期技Pが6なので、術専門となるこのプレイでは術P105以上にすれば術王冠が付きます。
オープニングイベントで離脱してから再び仲間にできるまでやや遠いですが、その間にPT外成長をしても技Pは6のままです。
その後別れたら二度と仲間にできない点には注意。
モニカ主人公時は状況が違うので、オープニングイベントの選択肢は要注意です。
術王冠を諦めて早期に攻略したいのであれば、素早さ重視のようせいや、素早さと体力を加味した太ロビンが有力です。
カタリナはミカエルorハリード主人公時のオープニングイベント以外で仲間として使うことはできません。
術を使うキャラは氷の剣などを装備すれば真魔法盾という裏技を使うことができるので、ボス戦で鳳天舞の陣の中心に術者を配置して囮にするなどの戦法があります。
幻日(太陽術)→リヴァイヴァ(朱鳥術)で発動する真幻日は地相を問わず使える真魔法盾で、リヴァイヴァの自動復活と合わせて安定度が高いです。
ただし、真幻日は術Pの消費が大きくて、他に使うであろう回復術の再生光も消費7です。
ちなみに再生光の回復量に術者の魔力は影響しません。(そういった回復行動は縛ってません)
もしくは、ウォーターポール(玄武術)→シャドウサーバント(月術)をかけて玄武地相時に発動する真ウォーターポールも面白いです。
その場合は仲間にも玄武地相時に発動する通常魔法盾&自動回復をかけることができますし、回復術は生命の水なら消費1です。
ただしラストバトルでは玄武地相は敵の攻撃で消されてしまう恐れがありますし、シャドウサーバントは物理攻撃を被弾すると剥がされてしまいます。
いずれにせよ、ラストバトルではトータルエクリプスのたびに補助効果が解除されてしまうので、真魔法盾を貼り直すだけでも術Pの負担が大きいです。
真魔法盾を使わない場合は、このプレイにおける術担当がラストバトルで考えられる戦法はシャドウサーバント超重力などでしょうか?
この縛りでは技とシャドウサーバントの併用ができませんし高火力の技もかなり縛られているので、術が高火力の立ち位置になれる可能性もあるかもしれません(未検証)
~この縛りにおける小剣&弓担当の仲間候補~
シャール(銀の手)…器用さ19(素早さ16,体力21)
ロビン(細)…………器用さ17(素早さ20,体力14)通常コマ時:戦士
放浪娘………………器用さ16(素早さ15,体力19)通常コマ時:戦士
トーマス……………器用さ15(素早さ18,体力19)
エレン………………器用さ14(素早さ18,体力15)通常コマ時:戦士
少年…………………器用さ14(素早さ16,体力17)通常コマ時:戦士
レオニード…………器用さ13(素早さ21,HP666ほぼ固定)
ボストン……………器用さ13(素早さ20,体力19)
ハリード……………器用さ12(素早さ20,体力17)
シャール(通常)……器用さ3 (素早さ16,体力21)
銀の手シャールはこの縛りにおいて火力ステータスが19もある点で光りますが、技王冠は付きません。
銀の手をシャールに装備させる場合、腕力武器の担当者が二刀流で攻撃できなくなるのがネックです。
細ロビンは技王冠は付きませんが、小剣技の消費-1という特性があります。
ただし、細ロビンは術者候補の太ロビンと同時に仲間にすることはできないので注意。
放浪娘は術Pがないので技P45で技王冠が付きますが、弱い固定アクセで防具枠が1つ塞がっているのが難点です。
細ロビンと放浪娘はこのゲームの設定的には小剣が得意なキャラなので、小剣技の閃き適正は良いです。
トーマスは術P6で仲間にできるので、技P105まで育てれば技王冠が付きます。
エレンは技王冠を早期に狙えますが、最大の魅力はかわいいことです。
あと、この縛りではサラが主人公がとても有力で、その場合は仲間にエレンが居るかどうかでエンディングが変化します。
更に、仲間候補に術王冠ユリアンがかなり有力なこともあり、そうして3者が揃うと特殊エンディング(バグあり)の条件を満たすと思います。
見てみたい方はとてもいい機会なのではないでしょうか。是非やってみてください。
コマンダーモードでもこの縛りの条件を守って戦えると思われるキャラが多いですが、少年はラストバトルに参戦できない点と、ハリードはコマンダーモード時の行動タイプは戦士ですが武器枠1を曲刀か素手にしかできず縛りを守れないと思われる点に要注意です。
弓技のミリオンダラーは全体攻撃としては最高峰の性能です。
でたらめ矢から閃き難度36なので習得はやや遅れますが、それを閃ければ道中が楽しくなります。
ボス戦では、この縛りでは連射が禁止技なので結局ミリオンダラーになる可能性もありますが、小剣のファイナルレターを頑張って閃いて盾を併用する手もあります。
小剣&弓担当の回復手段はナイチンゲールが1本限りであとはアイテムだけで、回復技であるナースヒールは技P消費が2あります。
技王冠もしくは細ロビンの特性の小剣技消費-1と、聖杯による毎ターン技P1回復を合わせれば、最終戦でナースヒールを永遠に撃てるように運用することはできるはずです。
体術担当などに持たせたい聖杯を奪ってしまうという欠点はありますが、技王冠と併用する場合は妖精の矢も撃ち放題になるはずです。
どのくらい強いのかは今回のプレイで試します。とても楽しみです。
……と、仲間候補や、各技能の解説はこんな感じです。
通常プレイでは仲間キャラとして使いづらいユリアンがこの縛りで術王冠を狙える唯一の仲間キャラでかつ魔力トップの術士となっていたり、エレンも併用して特殊エンディングを狙うこともできたり、普段は使いづらいモニカが技王冠付き腕力武器キャラとしてとても優秀だったり、器用貧乏で使いどころがないと評されるトーマスが小剣&弓の技王冠キャラとしてトップだったり、ミューズパンチでネタにされるミューズが技王冠体術キャラとして最強だったり……、色んな意味で珍しい状況になっています。
最終戦が相当な持久戦になると思うので、王冠による消費減はとてもありがたいです。
ナイチンゲールや妖精の弓が1つ限りなのでエレンとトーマスを最後まで2人同時に使うのはややつらいかもしれませんが、それを除けば上記のキャラ達はとてもオススメできます。
■最終目標について
事前にテストプレイをやっていて、この縛りのクリアは達成済みです。
主人公は腕力武器サラ、仲間は体術ミューズ(技王冠)、体術バイメイニャン(聖杯)、術ようせい(真幻日)、腕力武器フルブライト(銀の手)、腕力武器ミカエル(勝利の詩&魔王装備)。
真・破壊するものの撃破を目標として、全員HP700台・技能Lv最大35で挑んで5勝0敗。
獣魔の翼を2つ発動されつつの撃破もできました。
持久力にはかなり余裕があったので、この縛りにおける初見プレイとして割とオススメできる方向性かなとは思います。
自分は真幻日をやったことがなかったので、それも含めてとても良い経験となりました。

(※↑分身剣などは禁止で、オービットボーラは試していなくて、疾風剣で戦っています。
オービットボーラは銀の手と併用できるかどうかを未確認です)
今回は最終メンバーを半分入れ替えたり術系統を変えつつ、小剣&弓担当も最後まで1人使う方向でプレイしたいと思います。
そして今回は、技能Lvなどをテストプレイの時よりは抑えつつ、真破壊の獣魔の翼4種を全て発動させつつの完全勝利を目指します。
(獣魔の翼4つ発動は自分にとって未知の領域なので、そもそも仕様的に無理っぽい場合は諦めます)
//
……というわけで、今回のプレイ方針はこんな感じです。
自分はロマサガ3を15週したことがあるかどうかで、せいぜいユリアンと放浪娘のほぼ2人旅で真ウォーターポールでの真破壊撃破とかその程度までの経験しかないプレイヤーですが、大好きなゲームでしかもプレイログを書くにあたって自分なりに精一杯の熱量を込めて頑張るつもりです。
どうかよろしくお願いします。
■1週目(サラ編)開始
……というわけで、1週目は素直にサラを主人公に選び、宿星は辰星、得意武器は小剣にして腕力武器を担当します。
歳星/小剣だと上記より腕力-1,素早さ+1などで腕力武器担当ですが、このプレイにおけるサラは冒頭の関門であるガルダウイング戦におけるエースアタッカーであり、少しでも火力を上げたいので、この縛り的に腕力武器担当となるように腕力を抑えている中では腕力が一番ある辰星/小剣を選びました。

よし、ちゃんと器用さや魔力や素早さよりも腕力が低いですね。
腕力武器が一番向いてないステータスなので、長剣/大剣/斧/棍棒/槍の担当者となりました。オッケーです。
腕力17はこの縛りの腕力武器担当者の中ではトップです。
素早さ22もかなり魅力的ですし、とてもいい感じの能力値です。
サラが主人公で得意武器は小剣にしたので、この組み合わせだと閃きタイプは11になります。
閃きタイプ11は、自分の印象ではこの縛りの腕力武器担当が欲しい技の中では石突き/無双三段/活殺獣神衝を除く全てに閃き適正があるかな?という感じです。
(追記:ウォークライも適正ないです。もしかしたら使うかも?)
主人公の閃きタイプの変更はセーブして一度ロードするまで反映されないので、それまでの間は石突きの閃き適正があります。
閃き適正に関してもとても恵まれていますね。素晴らしいです。
冒頭のガルダウイング戦までに雑魚敵を少し狩ることができるので、サラが石突きを閃くかモニカが石突きの極意を取れた場合はそこでセーブします。
そうでなければガルダウイングはノーセーブで挑み、勝利できたらセーブします。
//
冒頭のイベントシーンの終わり際に、ハリードさんが「モンスターや追っ手はオレが始末する」などと大口を叩きました。

……いや、ハリードさんは今回は小剣&弓しか使えなくて小剣Lv1,弓Lv0で器用さも低いキャラなので、謙虚にしてて頂けませんかね?
さっさと装備をこっちによこしてくださいね。フルーレと交換しましょう。
みんなの装備を整えたら余り物の防具を使ってください。
~仲間キャラ~
というわけで、この縛りでは仲間キャラが担当できる技能が悲惨なことになっています。
ガルダウイング組の仲間キャラについて、見ていきましょう。
・ユリアン

この縛りにおける仲間ユリアンは、魔力16(術担当の仲間キャラ中トップ)で術王冠も狙える術キャラという位置づけです。
術以外はアイテムや防御しかしてはいけなくて、まだ術を買うこともできません。
自分は普段のガルダウイング戦ではハリードに三日月刀を持っていかれるのを嫌ってユリアンを三日月刀のデミルーン役のエースアタッカーにしているんですが、この縛りではそういったこともできないので、ガルダウイング戦の雲行きが怪しくなってきます。
・エレン

仲間エレンは器用さが14しかないので、この縛りでは小剣&弓の担当になります。
小剣&弓の技能Lvはありませんが、技Pが10あるのはちょっと嬉しいです。
影ぬいを閃けばガルダウイング戦で麻痺を狙えるので、狩人の弓を持たせておきます。
将来的には、前述の特殊エンディングを狙いたい場合や、トーマスの技王冠の時期よりも早く攻略したい場合などでは最後まで使うキャラという位置づけになっているかと思います。
・トーマス

仲間トーマスは器用さ15で、この縛りでは小剣&弓担当となっています。
器用さは今居る小剣&弓担当の中では高いですし、小剣Lv1と弓Lv2もありがたいです。
主人公の得意武器設定を小剣にしたことで初期装備にレイピアが1本あるので、トーマスに使ってもらいます。
このプレイにおける仲間トーマスは、将来的に技P105以上まで育てて技王冠を付ければ小剣&弓担当者の中では優秀な性能です。
今回はユリアンの術王冠(術P105)まで育てて攻略したいと思っているので、トーマスの技王冠も付けて最終戦に臨みたいと思います。
トーマスの技Pを稼いでおくに越したことはないので、狩人の弓も持たせて技能Lvを稼ぎます。
・ハリードさん
器用さ12。小剣&弓担当。小剣Lv1。
フルーレを使っててください。以上です。
・モニカ

仲間モニカは腕力が14しかないので、このプレイでは腕力武器を使うことができます。
技Pも術Pも0でスタートする弱いキャラですが、消費0で使える槍技である石突きに閃き適正があるので、とりあえずそれを狙うことには噛み合っています。
モニカは技/術のどちらの王冠を狙う際も妨げられないという利点があって、このプレイで技王冠を無理なく狙うことができる腕力武器担当キャラとして貴重な存在です。
//
陣形はデザートランス。
先頭のキャラに行動後防御が付いて囮となるので、素早さ22のサラを先頭に配置します。
とりあえず控えはユリアン。

サラは三日月刀とロングスピア、モニカはロングスピアと長剣と手斧、トーマスはレイピア、エレンは狩人の弓、ハリードさんはフルーレ。
防具はサラ>>トーマス・モニカ>エレン>>ハリードさん。
傷薬系はモニカ・トーマス・エレンに適当に散らします。
サラが石突きを使えるようになるかガルダウイングを倒すまでセーブはしません。
(してもいいですが、現時点ではリセットするならニューゲームからやります)
~シノンの森~
テストプレイの結果ではいきなりガルダウイングに突っ込んでも何とかなったんですが、リセットしてサラの石突きの閃き確率が1/255になるのが嫌なので安全策で雑魚敵を狩ります。
サラ:ロングスピアで石突き&極意狙い。(閃いた後は剣Lv稼ぎも)
モニカ:ロングスピアで石突き&極意狙い。
トーマス:レイピアでアクセルスナイパー狙い。
エレン:狩人の弓で適当に。
(ハリードさん:フルーレ)
技能Lvを一度稼いだ後は、戦況が危なくなければ石突きの閃き&極意化を優先して他のキャラは防御します。
まあ基本的にはこんな感じで、あとは流れで適当に……。
戦力は普段よりかなり貧弱ですが、まあ戦えてはいます。
「モンスターや追っ手はオレが始末する」と豪語していたハリードさんの与ダメージは是非ともご自身の目で確かめて欲しいです。
~雑魚狩り結果~
ドロップ:牙のお守り(物理防御3、魔法防御3、状〇、腕力+1)→サラが装備。
石突き閃き@モニカ
石突き極意
影縫い閃き@エレン
足払い閃き@サラ
足払い極意
サラ:HP65→66、技P4/6、剣Lv0、槍Lv1→2。
モニカ:HP65、技P0/1、槍Lv0→1。
トーマス:HP75→84、技P11、槍Lv2、弓Lv2。
エレン:HP85、技P10/12、弓Lv0→3。
ハリードさん:あ、どうでもいいので装備を全部返してください。防具はユリアンに、フルーレはエレンに渡してくださいね。陣形位置をユリアンと交代して、控えに居てください。
石突きの極意が取れてサラも使えるようになって、心おきなくセーブ&リセットできるようになりました。
牙のお守りまで手に入って、これはもう楽勝モードです。多分。
ガルダウイング戦までに戦える雑魚敵の数は限られているので、良い結果が出せてよかったです。

それでは満を持してのガルダウイング戦です。
ハリードさんがちゃんと何も装備せずに控えにいるのを確認して、準備完了です。
~ガルダウイング戦~
ゲーム開始時に技Pを回復するアイテムは所持していないので、狩りで増えた分の技Pは使えない状態でのガルダウイング戦です。
このプレイではサラが三日月刀でデミルーンを4発撃つことができます。
そうして敵のHPをなるべく削ったら、あとは他の攻撃でいかに頑張れるか。
頑張っていきましょう。

ユリアンはまだ術が使えない術担当で、ずっと防御です。
防具の優先順位を下げていて死にやすいのでアイテムも使いません。
・1ターン目
サラ:デミルーン@156
敵:サラへ0、サラへ0
エレン:影ぬい@麻痺成功
モニカ:石突き@54
トーマス:レイピア@32
敵が麻痺から復帰
……おお、みんなしっかり戦えてますね。
これなら心配なさそうです。
・2ターン目
サラ:デミルーン@156
敵:キック@サラへ0
エレン:フルーレ@1
モニカ:長剣@0
トーマス:狩人の弓@ミス
楽勝っぽいので、舐めプの技能稼ぎです。
いやー、みんな弱いねー笑
・3ターン目
サラ:デミルーン@156
敵:サラへ0、サラへ0
モニカ:手斧@ミス
エレン:影ぬい@麻痺成功
トーマス:レイピア@30
敵が麻痺から復帰
よし、技能稼ぎは大丈夫です。あとは真面目にやります。
・4ターン目
サラ:デミルーン@156(技P枯渇)
敵:モニカへ18、エレンへ13
モニカ:石突き@53
エレン:影ぬい@ミス
トーマス:レイピア@33?
防具はサラを最優先にしているので、他のキャラは敵の攻撃が少し痛いです。
陣形効果でひたすらサラが狙われることを祈ります。
・5ターン目
サラ:なぎ払い閃き@0
敵:確認漏れ(ユリアンに16?)
モニカ:石突き@52?
トーマス:レイピア@31
エレン:影ぬい@麻痺成功
……って、サラは剣を使ってる場合じゃないですね。間違えました。
・6ターン目
サラ:石突き@77
モニカ:石突き@52
エレン:狩人の弓@20
トーマス:レイピア@29
敵が麻痺から復帰
……おお、サラの石突きがいい感じです。
エレンも与ダメ出せるんですね。
・7ターン目
サラ:石突き@74
敵:くちばし@サラへ暗闇
モニカ:石突き@52?
エレン:影ぬい@ミス
トーマス:レイピア@31
……げっ、サラに暗闇ですか。
まあこの火力ならいけるでしょう。
・8ターン目
サラ:石突き@ミス
敵:キック@エレンに31?
モニカ:石突き@51?
トーマス:レイピア@31?
エレン:イド・ブレイク閃き@31?
暗闇の影響か、サラが石突きを当てられませんでした。
・9ターン目
サラ:石突き@79?
敵:キック@サラに0
モニカ:石突き@53で撃破!!
モニカ剣Lv0→1、エレンHP85→91、影ぬいの極意を習得。
……おお! すんなり勝てるじゃないですか。
傷薬なんて使いませんでしたね。
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イベントが進んで、革鎧やらブロードソードやら盾やら傷薬やらが貰えます。
ユリアンの防具やモニカの剣をグレードアップしたり盾を適当に装備させておきます。
誰か仲間が居なくなった時などのように陣形がリセットされる現象が発生しているので、デザートランスで先頭がサラにしておきます。
あれ? でも5人全員ちゃんと揃ってますね。

オープニングイベントはまだ続きますが、以後の敵は全て回避できるので問題ありません。
ガルダウイング戦を突破できてひと安心です。めでたしめでたし。
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今回はここまで。
雑魚狩りの結果に恵まれたので、この縛りの屈指の見所であるオープニングイベントのボス戦はすんなり突破できました。
次回はオープニングイベントの続きをやってから、一部の仲間と一旦別れて新しい顔ぶれでの冒険となります。
担当技能が滅茶苦茶になっているこの縛りで、果たして誰がどんな風に戦ってくれるでしょうか?
お楽しみに!
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ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI
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