らららプレイステーション♪ ドリームキャスト！！

というCMソングを合体させて遊んでいた幼少期、替え歌や謎の動きを交えたギャグをたくさん生み出していた気がする。その殆どが身内にだけ伝わるネタなので、いま思うと幼稚だったなぁ…と思うが男の子とはそういうものである。

さてそんなこんなで、スーファミを購入してから１年くらいで早々に壊してしまったのだが、親が遊んだ後に動かなくなったということもあり、新しいゲーム機を買うなら少しお金を出してくれることになった。そこで親のお金とお年玉を使って選ばれたのがプレイステーションである。

なぜなら実はメモリカードとセーブデータだけは先に持っていたからだ。そのセーブデータとはこれも友達の家でプレイさせてもらっていた「ファイナルファンタジーⅦ」。これは最初メモリーカードも借りていたのだが、メモリーカードだけならお小遣いでも買えたので自分用として購入していたのである。

そうして「ファイナルファンタジーⅦ」と共に購入したのが、「アークザラッド」「モータートゥーン・グランプリ」「DX人生ゲーム」等々である。等々としたのは、この頃から中学生になりお小遣いが増えたことと、中古品も買い漁るようになった為、正確な本数やタイトルを正直覚えていないというのが本音である。更に学校も行かず友達の家で毎日ゲームをしていた不良学生だったので、自分で買ったのか友達の家でやったのか曖昧なものも多分に含まれるというのも付け加えておこう。（余談だがこの時の英語や世界史など、初歩的な部分を習っていないので後々苦労することになる）

さてそんな特殊な経歴をもつこの少年、実はRPGをまともにプレイするのはFF７が初めてである。以前に「天外魔境ZERO」や「ファイナルファンタジーⅥ」を遊んだと書いたが、そのどちらも借り物であり、人の家でプレイしたものなので一人でじっくり遊んだことは実はいままでなかった。そんなこんなで、ここからはRPGを片っ端から遊んでいくことになるのだが、有名なタイトルはほぼ触れていった気がする。更に家の近くにコンビニがあるもんだから当時デジキューブがコンビニでゲームを販売していたのもあり、発売日の早朝から買いに行く始末。なかでも「ファイナルファンタジーⅧ」はVジャンプの発売前日に届く！という懸賞に当たったにもかかわらずその前日に誰も受け取れなかったため、結局予約してた方のソフトで遊んでいた。その後、未開封のソフトはそのまま売りに行ったのだが、近場の中古ゲームショップは未開封品の買い取りはできないということで目の前で封を切られたのを覚えている。

とにかく「ファイナルファンタジーⅧ」はムービーや歌、システム面でも衝撃だった。

学校に行ってないのでプレイする時間があったのもあるが、ジャンクションシステムにより敵から召喚獣や魔法を集める作業、またカードゲームも楽しかったので取り逃しを回収するのに４週くらいプレイしていた気がする。もちろんコヨコヨの存在も、後からファミ通だかVジャンプだかで存在を知ったのは言うまでもないだろう。この当時はインターネットはあれど、まだまだ雑誌が情報源だった。ちなみにインターネットはダイヤルアップ接続という電話で使う線を使っての接続だったので、３分１０円くらいかかっていた。もちろん今みたいに上限はないので、接続した時間分だけ請求書が届くのである。長電話をするなと怒られるような時代なので、インターネットするのも親の許可が必要だったのだ。

横道にそれたので衝撃だったゲームのことに話を戻そう。

FF8発売の前の年になるが、ちょうど横浜の親戚の家に遊びに行っていた時に発売された「ビートマニア」は本当に一目惚れだった。それまで音ゲー・リズムゲーというジャンルは存在せず、やったことがあっても「マリオRPG」のキノコフスキーや「マリオペイント」で作曲する程度で、似たようなものでもミニゲーム止まりである。やはりゲームがCDになり、記憶容量が大幅に増えたことで多くの音楽を使って、ゲームが作れるようになったことが大きいだろう。もちろん専用コントーラーと共に購入し、日がな一日遊び倒したのは言うまでもない。ちなみにPCではあるが「BM98」というフリーソフトが流行り出したのもこの頃で、まだ無法地帯であったインターネット上に確実にアウトな音声や曲を勝手にMOD化し、多くの名作（迷作）を生み出したのはこの時代ならではだろう。（この流れでおもしろFlashなども見るようになった）

初代PSは今でもシリーズが続く、最初に出たゲームが多いハードなので語り出すと長くなり過ぎるのでこの辺りで区切っておこう。ということで、この流れのまま次回はPS2…なのだが、今回以上に長くなりそうなのでまた思い出に焦点を絞っていこうと思う。