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魔京伝 その14 (終)

前回開いた玉梓おわす所への扉をくぐると、なにやら変な構造の部屋だった。

左側の壁に先代の犬士が書いた文字が残されていた。「進もうが戻ろうが行き着く先は宿命…」。そんなメッセージ。やはり犬士は全て宿命で雁字搦めなんだろうか。犬士が死んでしまうのも、周りを不幸に巻き込むのも全ては宿命…。抗うことはできないのか。

なんか唐突にキスしだす2人。ありさは「これは貸し。生きて帰ってちゃんと返して」なんて言ってる。ありさの方からキスしにいったのかな?

しかしマジで唐突ですわ。主人公とヒロインだもんな、そんな関係になってもおかしくはないが…。今までそんなそぶり見せてなかったやんか。

奥に進むと、そこにいたのは首相と素藤。なんで生きてんのん…?って疑問はさておき、素藤はありさと首相を交換しないかと持ちかけてくる。当初の契約は未だ有効だと? そんな気持ち仁科にあるわけなく、ありさを渡すぐらいなら首相に死んでもらうなんて言ってる。キスしてすっかりメロメロになってるんじゃないかな…^^;

ここでありさが自ら素藤の元へ行ってしまう。仁科に「守ってくれるんでしょ?」とか言って。うぁぁぁ! 仁科を信じてるんだろうけど、気持ちを試すようなことすな! こんな場面でなんでそんなことを…。

あ、首相は逃げて行きました(笑)。素藤のこと、某国の工作員か?などと言ってました。ノンキなもんだなぁ(笑)。

ありさをすぐに生け贄に捧げるのではなく、仁科が死ぬのを見ておけと言って襲って来る素藤。

負けじと仁科も応戦! 決着の行方は!?

前も見たなこの絵ヅラ…。

素藤を倒した…と思いきや、アッサリ復活。他の下僕とは違い、完全なる不死を得てるんだってさ。ってことは以前倒した素藤も別に偽物とかではなかったんだな。

ここでエラいことに玉梓登場。え? 生贄足りちゃった? でも霊体みたいで実態はなさそうだから完全復活ではないと思われ。

モヤモヤっとした煙みたいな体から覗く顔でしょうか。仁科が思わず見惚れてしまう程の美人 (そんなことでいいのか主人公?)

玉梓は素藤を殺し、その力を得る。最後に生贄にされてしまうとは素藤も哀れな…。でも「死して御霊様の力となりましょう」とか言ってるし満足してるっぽい。

素藤パワーのおかげで実体を得た玉梓。仁科は犬士よりも我らに近いなどと言い出します。御苑で素藤にかけられたあのおまじないみたいので、仲間を犠牲にしながら生き残ったんだなどと…。

仁科は狼狽しますが、ありさには通じません。みんな仁科を信じて珠を託したんだと。

ありさのそんな言葉に吹っ切れたか、玉梓に襲いかかる仁科。しかし玉梓は強く、仁科をはじき飛ばします。ヒュ〜…とゆっくり壁の方へ飛んでいく仁科がシュールでした^^;

仁科へ駆け寄るありさ。ここでプレイヤーが思うのは、走るモーションあったんかい!ってこと。移動時は常に歩きで遅いわ仲間が死んだ時ものそのそ歩いて近寄ってるわでうーんコイツラとか思ってたんで…。

もはや立ち上がれない仁科ですが、ありさに希望を見出します。玉梓の心の闇を払うには珠の強い光が必要。ありさはその光を操れるはず、と。

すると仁科の珠も含め、8つの珠が1つになったのでした。

一つにして全て 全てにして一つの珠…予言にもそうあったっけ。

玉梓に立ち向かうありさ。珠は弓に変わり、それを構えて…

魔を降伏する大悲の弓とのこと。

見事命中し、玉梓は消えゆくのでした…。この世を消そうとするような悪なれど、単に殺すというのではなく、心の闇を取り払うってのが良かったね。こちらの自己満足かもしれないけど、世界と同時に玉梓の心も救ったわけだ。

次の瞬間、城は消え失せ、なんか荒涼とした大地に。

珠の力を使うと所有者の命を奪ってしまうこともあるらしい。仁科の「俺なら大丈夫」という言葉を信じて、ありさは弓となった珠を使ったわけですが…仁科目を覚まして!

あのキスといい、こうなることを半ばわかってたんじゃ…とも思いたくなりますな。

でも奇跡は起きた! 仁科生きてたよ!! にしても目ヂカラ強すぎ(笑)。

めっちゃ喜んで抱きついてる(笑)。道中色んな人を失ってきたんだ。これぐらい喜べることがないと人生不条理すぎますわな。

仁科も手かけちゃって…。この後キスの貸しを返しまくったんやろなぁ…。

暁麒がやって来て「お主らの心によって世界は救われた。玉梓もとこしえの平穏を見出したじゃろう」ってさ。アンタの友達だった素藤、救えなくてゴメンな。玉梓と一緒に安らかに眠ってくれてればいいが。

おお、犬士のみんなが…

最初、ありさを奪おうとして敵対してたけど、今じゃイイ仲間だったとしか思えない…。

眩しい光の中に見えた幻影なのか、それとも最後に姿を見せてくれたのか…。まるで天国に行くかのよう。いや、犬士達はホントに行ったんでしょう。あー視界が霞むな。できれば梨乃とか敵側だった人も来て欲しかったな。

ありさはフツーに両親とかいるんだよね。いきなり男連れ帰ってきたらどうなるんだろうか。こんな時に考えることじゃないな^^;

第2第3の玉梓が…うーんこのお約束の終わり方。なんかホッコリするわ落ち着くわ。

でも京都が無くなればもう安心ってことにならないか? それは困る(笑)。

やっとクリアしましたぁ〜ヽ(´▽`)/

結構時間がかかった…。処理速度の問題なのか、気持ち良く遊べるゲームではなかったんだけど、キャラデザが好みであること、架空の京都観光が楽しかったことなどで最後まで楽しめました。

ストーリーは仲間との絆みたいなのが強く感じられてよかったです。主人公、イマイチ活躍出来んかった感あるけど、最後ヒロインにいいとこ持ってかれて助けられて立場逆やろとか思わないでもなかったけど、まぁこれはこれでアリってことにしときます^^

ところどころ「?」となるとこがあったんですが、南総里見八犬伝を読んでれば疑問に思うこともなかったのかなぁと思うと、ちょっと自分に残念って感じ。検索したら全98巻なんて出てきてたまげたけど(笑)。

あゆみはどうしてるんだろ? 巨大カニは? 三十三間堂の鬼は? ここらへんは描かれずに終わったなぁ。桃も使わずに終わったよね? あと首相! 行方不明だった首相生還とかいってニュースはそればっかやってそうだけど、首相は会見で何をどう語ったのだろうか? そこらへん気になる(笑)。

では魔京伝はこれまで! またなんか別のゲームでお会いしましょう(‘∀`)ノシ

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コメント

  1. ブタロー

    死んだはずの仲間が、ラストにいい顔をして出てくるのに既視感が…w
    唐突なキスシーンにも驚きました。「え?君らそういう仲なん!?」みたいな(^_^;)

    何はともあれ、お疲れ様でした。

  2. トロフェ

    玉梓を倒したことで犬士の役割も終わり、珠から解放されて天国へ行ったんでしょうね。だからこその笑顔みたいな。
    キスは…描かれなかったところで良い関係になってた…のかなぁ。描いてよって思いますね(苦笑)

  3. みみお

    おつかれさまでした。RPGっていうよりはアドベンチャーみたいなゲームでしたね。

    南総里見八犬伝ってたまに見かけるけどいまいちよく知らないなと思って調べたら、江戸時代の読本なんですね。興味はあるけど読むのは大変そう。

  4. トロフェ

    ポイントアンドクリック式のアドベンチャーに該当するかもしれませんね。調べられるところは少ないんだけど、仁科が懇切丁寧に説明してくれるんでテキスト量は結構ありました。