魔京伝その07

前回、悌章を失うも悲しんでいる暇など無いとばかりに刑事二人組と共に行くことになった仁科。

刑事達が追う連続殺人犯は清水にいるってことで向かっていると、怪我した犬に遭遇。その犬を見ていると助けたいという気持ちが沸いてきたという仁科。アレかな？伏姫と一緒にいる犬、八房の生まれ変わりか何か？まぁよくわからんが珠の回復機能を使って犬を癒す仁科。はぇー珠って便利やねぇ武器にもなれば回復まで出来る！そしたらこの犬、いきなり小さな犬の彫像になった。なんやこの展開…。神秘体験か怪奇現象かは知らんが、なんか意味ありそうだし彫像を拾って先へ進みます。

三年坂にて、犬の次は猫に遭遇。真っ白に輝き、背中にはわずかに黄金色も覗く謎の猫。

嫌な感じだ…魔物か？仁科達が訝しがっていると猫は逃げていった。後でまた出会って戦う事になるんかのぉ。

ハァ…猫ねぇ…。我家の裏の家が飼う猫がついこないだも大暴れしてこちとらウンザリ。猫に良い印象がない私です^^;

我らが追う殺人犯は警官すら襲ってる模様。そんな情報を得ながらふと見ると、最初に出会ったあの坊さんいるじゃないの。あの時言っていた通り、色んな所で拝んでいるんだな。

話を聞くと、猫が清水寺の方に行ったとのことで、怪しい猫だったしチェックしに行くことに。

清水寺は現在一般人は許可が無きゃ入れない。でも刑事達は仕事で来てるんだし関係ないよねなんて思ってたら、やたら「許可ないのに入っていいんですかね」なんて心配してる一行。どういうことだ…捜査として来てるんじゃないのか。

結局境内では何もなく、猫の鳴き声がしたとやらで道を戻ると、そこに連続殺人犯、鮫島氷室がいた。連続殺人犯ってことで、なんかキレ者っぽい人想像してたが実際は頬こけた冴えない青年。とても警官すら手玉に取るような人物には見えない。

ハイ、もうわかってましたがコイツも玉梓＆素藤の手下でした。素藤と戦って敗れ、忠誠を誓って不死の体を得たという。殺しを快楽としているなら、死なない体ってのはなによりの武器かもなぁ。

信輝にとっては家族の仇、早速戦いになりますが全然こっちの攻撃効きまへん。どうすれば…と思っていると、坊さんが刀を狙えと。しかしその瞬間、信輝はヤツに斬られ倒れます。残された最後の力でヤツの刀を破壊する信輝。突如蜘蛛の化物と化す氷室 (蜘蛛の体が与えられし不死の体なのだろうか)。冷静に銃弾撃ち込む礼二。刀がなければ不死の力も失われるのか、あっけなく消えてゆく氷室でした。

ああ、また犬士の仲間が一人亡くなってしまった。信輝を弔ってくれるという坊さん曰く、満足そうな死に顔をしてると。氷室が死ぬのを見てから逝ったってことなのかな。

それにしても信輝と氷室の因縁は深刻なものがある。昔、氷室を追い詰めた信輝は、氷室の「親に会いたい、会ったらすぐ戻ってくる」という言葉を信じてしまった。で、親に会いに行ったはずの氷室がしたことは…信輝の家族を殺すことだった…。ヒドすぎぃ！氷室を許せない以上に甘かった自分が許せんかったろうな…。でもちょっとでも救われて逝ってくれたなら…(´Д⊂

猫の鳴き声が清水寺の方からしたということで、信輝の珠を拾って清水寺急襲する二人。にしてもさっきから猫に翻弄されっぱなしだな。

そこにいたのはいつぞや一回会ってる最上梨乃。ここで驚愕の事実が判明。礼二と梨乃はかつて夫婦だった。しかし、息子が行方不明となり、更には魔壊なんてのが起きてすっかり自暴自棄になった梨乃は玉梓の手下に。人間なんて誰しも罪を犯してるんだから、玉梓によって滅んでも構わない…。うーむ、人間がどうしようもなくダメな存在なのはわかるが、玉梓に裁く権利はあるのかという礼二の意見の方が正しいと思うぞ^^

メッチャ無表情で礼二を攻撃する梨乃。

不意をつかれたか、全く避けること叶わぬ礼二。

殺しといてこの表情ですよ。オンナの顔ですよ (ﾃｷﾄｰ)。愛憎入り混じって自分でもナニやってるのかわかってないんじゃないのかこの人。愛するが故に殺す…ドラマとかでたまに見かけるシーンな気もするがうーむ…まぁキャラとしては嫌いではない^^;

ちなみにこの人が見た目若いのは玉梓によって手に入れたのが若さだから。決して年の差結婚ではなかったのです(笑)。

怒った仁科は梨乃の手下の魔物を瞬殺。梨乃の仲間になれという誘いも一蹴。梨乃は「じゃあね、・・・の坊や」なんて意味深なセリフとともに去っていきます。

礼二を珠の力で回復させようとするも上手くいかず、礼二は息を引き取る。礼二の最後の言葉「彼女は君に息子の面影を見ている、君だけが梨乃を救える、救ってやってくれ…」。さっきのセリフは「ワタシの坊や」とでも言ってたんだろうか。しかし勝手に息子の面影見られたりして迷惑な話や…ウソウソ、仁科はそんなこと言いません！(笑)。