Twitterで「SEKIRO」が流行ってる裏で、インディーゲームクラスタ(主に外国の方々)が口を揃えて「Baba Is Youヤバい!」と言っていたので、Steamで購入。
始めは「自分のスペックで充分動くし、たまには流行り物も素敵やん?」くらいの軽いノリで遊んでみたが…確かに素晴らしいゲームだった。
パズルゲームでネタバレをするのもアレなんで、チュートリアルステージで「Baba Is Youの持つ可能性や素晴らしさ」を紹介してみようかと。
チュートリアルステージ。直感的に「倉庫番のようなゲームかな?」と思わせてくれるデザイン。実際、アローキーを使うだけ(厳密にはもう少しキーを使うが)でゲームを進めていく。
四隅にある「×× IS ○○」といった表示が、このゲームのキモになる部分だ。
まずは「BABA IS YOU」から。BABAというのは白い変な動物。YOUは「プレイヤー」の事で、プレイヤーはこの白いのを「主に」動かす事となる。
「YOU」の文字を動かすとBABAを動かせなくなり、一手前に戻るorリスタートの選択を迫られる。
動かせなくなった瞬間にBGMが遠ざかる演出は、ちょっと怖い。
次は「WALL IS STOP」。見ての通り、BABAは壁を通り抜けられないが…
「STOP」をどけると、壁を通り抜けられるように…「壁としての意味を為さない」というか。
「ROCK OF PUSH」は、倉庫番や紫禁城のような感じで「岩を押す事」ができるが…
「PUSH」を離すと「見えるけど存在しない岩」になり、すり抜けてしまう。
「FLAG IS WIN」は「旗を取るとステージクリア」みたいな意味。うまい事やると、旗以外の物をゴールにできる。
試しに「BABA」と「FLAG」を入れ替えてみた。
どうやら、自分が操るキャラはオブジェクトを同時に何個か押せるようだ。(押せる数の上限は確認していないが)
「FLAG IS YOU」にする事により、旗を動かせるようになった。そして「BABA IS WIN」で白いのがゴールになった。
「こういった発想を駆使しないとクリアできないステージがある」と思うと、パズル欲がムラムラとしてくる…
こういった事(左下)も可能だが、どうやら「PUSH」が優先されたみたいだ。
更に発展させてみたら、旗が壁になった。
このままではクリアできないからゴールを設定すると、全ての壁が輝き始めた。
どの壁に触ってもクリアにならない。なんでや!?
どうやら「FLAG IS WALL IS WIN」という設定が優先されているようで、壁と化した旗に触れるとクリアになった。
自分の下手な説明でこのゲームの魅力を充分に伝えるのは無理だけど、チュートリアルの時点で色々試せるのは凄い。本当に面白いゲーム。
「BABA IS YOU」は「HackNet」や「Human Resource Machine」に代表されるプログラミングパズルの発展系だと思うが、それらのタイトルのようなハードルの高さは無く本当に遊びやすくなっている。論理的な思考ができないとクリアできないのは確かなんだけど、このゲームの面白いところは「屁理屈を真剣に考えられるところ」だと思う。
「BABA IS YOUは論理的なパズルゲームなんだけど、そこまで論理的にならなくても遊べる。ズルだってしてもいいんだ。」みたいな感じ。緩急の付け方が見事すぎるというか…
とにかく軽いノリで遊べるけど本当に凄いゲームなんで、この稚拙なプレイログを見て興味を持ってくれた方は是非買ってね!
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